履歴書の書式にはいくつかのパターンがあるが、経歴や志望動機、自己PRなどを自由記述できるようになっているものが多い。
その内容によって看護師が書類選考を通過できるかどうかが左右されるのが一般的である。
この書き方で悩む場合も多いが、履歴書の最後にある特記事項の欄に何を書いたら良いかで悩むことも少なくない。
全体として見ると基本ルールに従って、特になしと記載するケースがほとんどである。
基本ルールの通りにしがちなのは、たとえ記載しておいても良い内容があったとしても、書き方がわからなかったり、書類選考で不利になるのではないかと懸念されたりするのが理由だろう。
特記事項には書き方の明確なルールはないが、職場に対する希望を伝えるための欄だと考えれば良い。
そのメリットを生かして希望する待遇を手に入れている例も多いので活用すると良いだろう。
例えば転職時期について希望があるときに、これから退職手続きをするので採用内定後、四週間の猶予を欲しいといったことを伝えることが可能である。
一般的には不利になる記述だが、看護師の人材が著しく不足していて常に求人を出している施設を志望すればこの程度の希望は通ることが多い。
共働きで勤務先のエリアに希望がある場合にも、夫の勤務先や住所の都合で勤務先としてここを希望したいと記載するだけ良い。
採用側が納得できる形で簡潔に理由を記載すれば、特記事項欄を活用するだけで有利な待遇を得られる可能性があるのである。